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ミクロトームについて

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Last up date 2003/2/20

ミクロトームとは・・・

物体を顕微鏡で見るために薄く切る装置。
手持ち式、回転式などがある。
〜広辞苑より引用〜

広辞苑では以上のように表記されています。
しかし、これだけでは何とも伝わりにくいので写真も使って説明していきましょう。

だから、ミクロトームって何?

基本的にミクロトームは物体を薄く切る機械です。

主に病理検査(※1)のときに使われます。
この場合は細胞をミクロトームで2ミクロンや3ミクロンの
厚さに切り、薬剤で染色をして顕微鏡で観察します。

最近は素材の研究等にも多く使われるようになりました。
切断した物の表面は1ミクロン以下の精度で平坦になっているため、
研究用途などではその表面を観察したりもします。
例えば写真の感光フィルムの断面を観察したり、
ゴム素材の密度を観察したりするときに使われます。

※1 手術で摘出したがん細胞の悪性などを顕微鏡で調べる検査

ミクロトームってどんなもの?

ミクロトームは大きく分けて「滑走式」と「回転式」の二種類に分類することができます。